ADHD治療薬についてのFDA諮問委員会の勧告
共同通信ニュース速報から抜粋して引用-----------------------------------------
FDAの諮問委員会は9日、スイス・ノバルティス社のリタリンなどのADHD
治療薬に、心臓血管障害の危険を高める可能性があるとの警告表示を付けるようF
DAに勧告した。薬との因果関係は証明されていないが、突然死や心臓発作など深
刻な事例が、少数ながら服用した子供と大人の両方で報告されたのを受けた。
FDAの資料によると、1999-2003年にリタリンや同成分の薬の服用者
16人が死亡。別の治療薬アデロールの服用者でも28人の死者が報告された。
(2006/02/10)
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子ども二百万人、大人百万人が毎月服用すると言われるアメリカの話であること、
死亡と服用の因果関係が証明されているわけではないこと、
大人でも子どもでも肥満とそれにともなうさまざまな疾患の問題は
日本よりアメリカでずっと深刻な社会的問題であること、
医師の適正な管理下での服用から依存にいたることはないこと、
リタラーたちの服用量はADHDの治療で使われる量とはけたが違うこと、
などを考慮しつつ、冷静に読むべき記事だろう。
毎日新聞がリタリンを記事にする場合は必ずといっていいほど乱用にふれ、
今度の記事も「覚せい剤」の語を組み込んで、
相当の分量を乱用への言及にあてている。
毎日新聞の報道のしかたは親たちの薬への恐怖をいたずらにあおり、
日本ではリタリンすら保険適用外であり、他のADHD治療薬もないのに、
すでにいくつもの治療薬が使われているアメリカでのできごとに過剰に反応させ、
薬物治療をさらに否定的、批判的に見させることになるかもしれない。
歳のいった精神科医たちが「あれはヒロポンと同じ」と今も公言することが、
親たちの薬物治療への動機付けをそいでいるように。


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